アトピーをどうにかしたくて草津温泉にいったら、移住まで考えた話
ダニカビ系に弱い、じゅくじゅくとしたアトピーの方は、酸性の温泉に浸かるとかなりスッキリします。
アトピーの菌が酸で殺菌され、じゅくじゅくが治るのです。
(根本原因が他にある場合は、症状自体は治りはしません。)
私はまさにこのタイプで苦しんでいた時期があり、
わらにもすがる思いで草津温泉に行くことを決意しました。
当時住んでいたのは、東京。
そして職業訓練に通っていたため、休みは土日だけ。
※職業訓練校は受講費が免除されているため、授業を休むことは許されない
このわずかな時間に、下記のサービスを使って格安で草津に一泊旅行に行きました。
https://www.ohruri.com/
なんと、東京からの往復バス交通費込みでこのお値段…
お部屋も、十分綺麗ですよ。
ただ食事だけは、期待しないで下さい。
でもいいんです。ご飯食べに行くわけじゃないし。
強〜い酸の温泉で、身体が楽になればなんでもいい。
バスは都内の複数箇所から乗車できます。
私は池袋発のバスに乗りました。
乗客は、ほとんどがシニアのグループ客といった感じ。
1人で乗っているのは私だけでした。
この時私の症状は大変なもので、全身が火傷のようにじゅくじゅく。
特にお腹が痒くて痒くて浸出液でびちゃびちゃ。
バスに乗ってる5時間ほど、とにかく地獄の時間でした。
念願の宿に付いたのが午後過ぎ。
(画像はこちらよりお借りました)
お部屋の広さと綺麗さにホッとしたあとは、
ダッシュで大浴場に駆け込む。笑
初めて酸性のお風呂に使った私、思いました。
(い、痛い…)
アトピーでない、普通の皮膚の人も草津温泉ってピリピリ感じるらしいです。
そんな所に、稲葉の白ウサギ状態の私がつかったらそれはもう…
(い、痛いぃぃいいいいいいい!!!!!!!!)
ちょっとした拷問でした。
でも、この痛さこそ殺菌の証。
そう思って、出ては入り出ては入り、の繰り返し…。
頑張れ、頑張れ。
これ我慢したら、良くなる、良くなる。
自分に言い聞かせて、必死に浸かる。
そうして、十分につかったあと、
きっと、この酸の強い温泉は身体から洗い流さない方が効くだろうなあと思い、
できるだけ洗わないようにして温泉をでる。
さっと水分を拭き取ったら、そのままお部屋に戻りました。
実はそこからが、真の地獄でした。笑
もうね、あの、痛くて痛くて。笑
掻きすぎて身が剥き出しになった私の身体を、酸が溶かして行く…
お湯に浸かっている時の痛みとは比較にならない。
その時の私は全身がアトピーだったから、身体中の皮膚が溶ける痛みに、
苦痛で動けず横たわることしかできない…
あまりの痛みに、自分はもうここで死ぬのかと思って、
遺言を残そうと母に電話をかけたくらい。(出なかった。笑)
「うぅ…うぅぅ…」
痛い時って、人は無言ではなく声が漏れちゃうんですね。
そんなどうでもいいことをこの時学びました。
溢れるうめき声と朦朧とする意識の中2時間ほど経過して、気がつけば私は眠っていました。
(これも草津温泉の不思議なんですが、温泉に入ったあといつも眠りこけてしまう)
そしてふと目が冷めた頃には、窓の外はすっかり暗くなっていました。
起きた私は、自分の身体を触ってあることに驚いたのです。
も、もうカサブタになってる…!!!!!!!
たった数時間で、私の剥き出しの身体をカサブタが覆っていました。
カサブタって、通常傷などついた場合できるまで2-3日かかりますよね!?!?
やっぱり、酸性の温泉の菌を殺すパワーは本当にすごいです…
カサブタに覆われた私の身体は、
今朝のじゅくじゅくとした痒みと不快感からスッキリ解放されて
ものすごく快適でした。
このとき感じた驚きと心地の良さを、
私は今でも忘れません。
カサブタに覆われた身体で、暗くひんやりとした草津の街を歩き
とても気持ちの良い気分で宿に戻り、夕食を食べました。
(もう一度言いますが夕食は期待しないでください。なんなら素泊まりをオススメします)
翌朝、もう一度湯船に使ったあと
お昼のバスに乗ってまた5時間かけて東京に戻る。
弾丸かつ移動時間がかなり長く疲弊したのですが、
私はこの時の経験から草津温泉が大好きになり
そのあと移住まで考えたくらいです。笑
草津温泉で働けば、毎日このお風呂に入れる!って。笑
母の反対もあり辞めたのですが、
本当に辛い方はそういう生き方もアリだと思います。
だって、
人生で一番大切なものは
自分の健康と幸せですよ。
その後もどうにかして、草津温泉に毎日入れないか考えた私は
インターネットで草津温泉の素を買い、
症状が出た時は水に薄めてパシャパシャとかけていました。
現在は利用していませんが、じゅくじゅくとした痒みにお悩みの方は一度試してみてください。